ほしじいたけ ほしばあたけ ー 石川基子 「ほしじいたけ ほしばあたけ」 より ー

きのこ村のはずれ、ホダ木の里に住む老夫婦のほしじいたけとほしばあたけ。長老として村人たちに慕われ、日向ぼっこを楽しむ毎日。その体は、風が吹けば、ふわふわとばされように軽い。しかし、子供のきのこが崖からおちてしまったり、はやりの病気で苦しんだり、ナメクジに襲われたりすると、二人は自ら、もしくはたまたま、川、池、温泉に入り、体に水分が入ると、若者のしいたけにもどって、大活躍(右上2枚と右下の図のとおり)。若返ったほしばあたけは、ほのかな色気さえ感じさせる。なお、タマゴタケなどの子供のきのこたちがかわいい。

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